アメリカの四大スポーツと言えば「ベースボール」「アメリカンフットボール」「ア イスホッケー」「バスケットボール」、更に個人スポーツのゴルフやテニスも人気の あるスポーツです。 アメフトに至っては毎年2月に行われる「スーパーボール」が全米で最も盛り上がる大 会ではないでしょうか。
そんな中、サッカーが少しずつ人気のあるスポーツに変わりつつあり、競技人口も増 加してきています。 女子ワールドカップではアメリカ代表は4度も優勝を成し遂げています。 男子では2014年ブラジルワールドカップの際にベスト16まで勝ち上がるなど、国全体 でレベルアップしている印象があります。 アメリカとカナダで構成されたプロサッカーリーグ「メジャーリーグサッカー」通称 MLS。 MLSは23チームから成り立ち、約20年以上続いているリーグです。 これまでには元イングランド代表のデビット・ベッカムやフランスの伝統的なプレー ヤー、ティエリ・アンリがプレーしていました。 まだ歴史の浅いリーグですが、年々力を入れており、これから更なる人気が期待でき ます。
<サッカー留学> アメリカで盛んなサッカーが「大学サッカー」です。 大学の中にはプロ同等の施設や環境が整っており、集中してトレーニングを行うこと ができます。 アメリカの大学ではただサッカーをやるのではなく、将来を見据えてどの分野を選択 するのか、を考え自らの進路を選択します。その為、学業面も高いレベルが求められ ます。 留学では常に高額な費用が掛かることでしょう。しかしアメリカではスポーツでの奨 学金制度があり、費用を抑えて留学することが可能です。スポーツでの奨学金を受け るためには他よりも優れた能力を大学側、または監督、コーチから認められなければ なりません。 これまで何人かの日本人選手がその奨学金を受け、アメリカへ留学してきています。
大学サッカーでは合宿や遠征費は全て大学側が負担し、トレーニングウェアや移動着 なども大学がスポーツメーカーと契約しているため全て支給されます。 学生アスリート達に不自由なく快適にプレーしてもらうための大学側の配慮と言える でしょう。 そして多くのMLSリーガー達は大学サッカーで活躍し、スカウトされた選手達です。
<まとめ> アメリカの大学サッカーの規約で、学業の成績が悪い学生は試合への出場やトレーニ ングの参加に制限が課せられます。また、留年したり単位を落としてしまえばどんな にサッカーで結果を残そうとも奨学金が打ち切られることもあり、自然に学生たちは 勉学に励みます。 とても厳しい環境ですが、そこに自ら飛び込むことで本当の「文武両道」を達成する ことができるのではないでしょうか。