「サッカー留学 高校生」 高校生でのサッカー留学。 18歳未満の選手の国際移籍を禁止するFIFAの定める移籍条項第19条により高校年代での 長期のサッカー留学は現実的には厳しいのが現状です。
しかし、早い年代のうちから、特に大きく成長できる高校年代から海外へ渡り、サッカー留 学するということは一サッカー選手としてはとても重要なことです。 長期のサッカー留学がかなわなくとも、夏休みや冬休み春休みといった長期の休みを利用し た短期間でのサッカー留学は可能なのです。 短期のサッカー留学をし、海外のチームに練習参加をする。 長期の休暇に日本のサッカーチームとして海外遠征を経験したことがあるサッカー選手はき っと多いと思います。 しかし、日本のチームとしていくのではなく、現地のチームに練習参加をし、どう練習して いるかを肌で感じるのがとても大切であると私は考えています。
サッカー先進国であり、育成に定評のあるドイツではサッカー後進国とも言える日本とは全 く違った練習をしています。日本で当たり前に思っていたことが当たり前ではなかったりす るのです。 ドイツで練習参加をして、誰もが驚くのがその練習時間の短さです。
ドイツでの練習時間は 約1時間半です。長かったとしても2時間でしょう。 加えて、練習後に自主練をするような選手はほとんどいません。すぐ帰ります。 にも関わらず、何故、どのようにして日本人よりサッカーが上手くなっているのか。そこを 自分で見つけてきてほしいのです。 ドイツ人は基本的にがむしゃらな努力などはしません。
フィジカルトレーニングなどにおい てもとても科学的に行います。 食事などについても、体を大きくする為に、この量を絶対に食べなさいなどと言われること は絶対にありません。それが効率的じゃなく、より効果的に無理などをせずに脂肪を必要最 低限に保ちつつ、体を大きくする方法を知っているからです。
一度短期留学に行くときっと衝撃ばかりを受けるでしょう。 しかし、それによって変わったあなたの常識で、どうすれば自分がもっと成長できるかを考 えていってほしいのです。
いまいち上手くいっていない選手、いまいち成長出来ていない選手には特にです。 正しい努力をして成長していく大切さに気づくことが出来ると思います。
また留学という経験を通して、人としても成長出来ます。 外国人の文化や価値観の違いに触れて、日本人に足りない点や弱点を確認出来ると同時に日 本人の強みや良さも再確認出来るでしょう。
それらを学んだ中であなたがどう成長していくのか、考えるきっかけになってほし いです。 学べることは短期だとしても確実に多いでしょう。